ジョイボーイがばいきんまんみたいだと思った話

はじめに

やっべやっべ、この記事は7月の中旬に書いて「後で推敲してから投稿しよう」って状態で3ヶ月以上放置したものになります。

最近わけあってワンピースから距離を置こうと思っています。
その前に考えた持論だけ吐き出そうと思いこの記事を作りました。

この記事は以下の作品について語ります。
記事全般:エッグヘッド編のラストまで
※最後の「そもそもなんでワンピースを読むの辞めたのか」の項目に限り、ワンピース1186話(26年6月末にジャンプ連載された分)まで含めています。

私の思う「ばいきんまん」像

ジョイボーイを見て「ばいきんまんみたいなぁ」と感じたのはエッグヘッド編のラストです。
ベガパンクがノイズ混じりの放送でジョイボーイの過去を多少語った所です。
理屈自体はそれより前の話からも導き出せますが、私が感じたきっかけがこの件になります。

その話をする前に「ばいきんまん」の私なりの解釈の話をしようと思っています。
ばいきんまんはアンパンマンの敵役でいつも迷惑な事ばかりしている、最後はアンパンマンに吹っ飛ばされて終わる。基本的にこの程度の認識だと思います。
しかしばいきんまんをよく観察すると別にそんなことない事を感じ取ることがあります。

ばいきんまんが迷惑な事をする過程としてこんな形の事が多いです。
みんながおいしそうなものを食べている⇒オレ様も食べたい⇒その食べ物をよこせー!⇒アンパンマンに止められる
ここで考えて欲しいのはアンパンマンワールドで「何故ばいきんまんはおいしそうなものを食べられないのか」です。
そんな事明確ですよね?「ばいきんまんは周りと同じ方法(列に並ぶ等)ではなく、暴力で手に入れている」です。
ここで一歩踏み込んで考えてみてください、「何故ばいきんまんは食べ物を暴力で手に入れようとするのか」と。

アンパンマンワールドではそれぞれの住民に役割が存在しています。
やきそばパンマンは焼きそばを作ります、鉄火のマキちゃんは鉄火巻きを作ります、てんどんまんは天丼を作ります。
この役割を果たす事でアンパンマンワールドに居場所が生まれ食べ物を手に入れられるのです。我々の世界で言う労働と金銭と考えてください。
食べ物が作れる方々の役割は単純にそうですし、食べ物が作れないSLマンは人々を乗せて走る事で役割を得られています。
じゃあばいきんまんはどうすれば良いでしょう?ばい菌ですよ?そんな存在に役割がありますか?
「いやあるでしょ」と思える方は申し訳ありませんが少し我慢していてください。

ばいきんまんは役割が存在せず食べ物を正規の方法で手に入れません、なんなら「役割を果たす事で居場所が生まれ食べ物を手に入れられる」の仕組みすら理解してないかもしれません。
しかしどんな偉い人だって食べずにいれば死んでしまいます。
じゃあばいきんまんはどうするでしょう?そう、暴力です。
暴力は最も単純明快な解決策であり、ばいきんまんはこの方法で食べ物を得るしかないのです。
しかしお邪魔虫であるアンパンマンが止めてくるから中々うまくいきません、結果的に空の彼方に飛ばされます。

ジャムおじさん辺りがばいきんまんに「役割を果たす事で食べ物を得られる」仕組みを説明して、その上で菌というどう考えても役割が持てない存在だってパンを作るために役割があるんだよ。と伝えればこの問題は解決する気はしますがそこは置いておきます。

ジョイボーイとばいきんまんの共通しているところ、していないところ。

ジョイボーイの話に戻りますが、ジョイボーイで一番気になったのは「名前」です。
世界を揺るがす凶悪犯の名前が「楽しむ男」なのは何かおかしいと思いました。
彼はたくさんの王国が手を取り合って倒さないといけないような男ですよ?
「最強生物(カイドウ)」「怪物(テゾーロ)」みたいなまがまがしい呼び方をされるべきだと思いませんか?
そしてふと思ったんです、「楽しむ男」そのものに意味があるんじゃないかと。

もしジョイボーイが楽しむ事自体が世界の危機に繋がるとしたら、そう考え出したら急にばいきんまんと繋がってきました。
ばいきんまんは食べ物を得る手段として暴力を使い、ジョイボーイは何らかの「楽しむ」ために暴力を使う。
ワンピースの作中で「やりたい事をやる」重要性は語られてきました、しかしそのための犠牲もしっかり存在しています。
もしジョイボーイが「楽しむ」ためには世界の危機に繋がる何かをしないといけないのであれば例え考え方が善人だとしても悪になり得ると思います。
ベガパンクが善悪を定めなかったのもこれなら納得出来るのではないでしょうか?
ばいきんまんもジョイボーイも自分が幸せになるための唯一の手段として暴力を選んだのではないかと思っています。

ただ、ばいきんまんとジョイボーイには決定的な違いがあります。
ばいきんまんは暴力で解決をしようとするとアンパンマンに止められます。
ジョイボーイは暴力で解決したとしても王国が連合軍を作るまでは止められませんでした。
ジョイボーイはばいきんまんがたどり着かなかった世界まで足を踏み入れ、一線を越えてしまったのかもしれません。

ワンピース世界に「アンパンマン」は存在出来ない

こちらも持論ですが、ワンピース世界にアンパンマンは存在出来ません。
アンパンマンは「自分の身を犠牲にしてでも誰かを助ける存在」です。
しかしアンパンマンワールドではない世界には、アンパンマンを食い物にする化け物がいます。
例えば我々の世界でアンパンマンが存在したら、一部の人々がアンパンマンをこう利用すると思います。
「アンパンマンを呼び出して顔を食べる事で食費を節約する」「泥棒をして追われたタイミングでアンパンマンを呼び被害者を退治させる」「遠くで困っている事を理由にアンパンマンに安全な所まで運んでもらい、運び方に問題があったと訴訟して賠償金を得る」
こんな事をする人々がいるとアンパンマンは存在出来ません!アンパンマンの前にこうもりマンを呼べ!・・・こうもりマンについては別の機会に話します。

さて、ワンピースの作中にもアンパンマンになりそうな存在はありました。
一例を紹介しましょう。

Tボーン大佐

海軍に所属して「自己犠牲の正義」を掲げている男です。
虫に刺されて出血した部下に対し自分のマントを引き裂いて止血させるような正義を持っていましたが。
クロスギルドにより海軍に懸賞金がかかり、金が欲しかった市民に刺されて死亡しました。

光月おでん

実は白ひげ海賊団の隊長でありロジャー海賊団の船員でラフテルに到達したすごい人です。
オロチがカイドウにワノ国の民を貢ぐ代わりに裸踊りをする事で民を守り、釜ゆでの刑では自分の身体を身代わりに家臣の侍達を守り抜きました。
しかし「指定時間釜ゆでに耐えきった者を解放する」約束が守られず弱ってる所を発砲されて死亡しました。

バーソロミュー・くま

(書こうとしていたが泣き崩れる)

共通している点として、真っ直ぐな正義感を持つ人物は「裏切り」により死亡しています。
真っ直ぐな人間だからこそ嘘への耐性がないのです。

暴力による解決策を止められる存在がいない、暴力以外の解決策が導き出せる世界ではない。
この組み合わせによりワンピース世界は勝者だけが正義であり、自由のために勝たないといけないのです。

ワンピース世界のばいきんまんであるジョイボーイはワンピース世界のアンパンマンに止められる事がなく、戻れなくなる所まで行ってしまったのかもしれません。
その結果が人魚姫への謝罪のポーネグリフなのかもしれないです。

そもそもなんでワンピースを読むの辞めたのか

ここから先はかなり最近のワンピースの話になります、エルバフ編ですね。
最近のワンピースは「天竜人」のとんでもない所業が強く描かれています。

まずシャンクスの出生が明かされました。
シャンクスの父親であるガーリング聖は地上の女性と子供を作り、女性を殺害した後子供だけ天竜人として育てる方法を取りました。
そんな中色々あってマリージョアに戻らなかったのがシャンクスですが置いておきます。
以前はくまとボニーの件でジニーを拉致して天竜人との子供を出産させる話がありました。
そして最近の話で、シュリ姫が実は天竜人の子供である事が明かされました。
(「シュリ姫」が外部からの武力によって「軍子」になるのもかなり倫理的にダメだと思ってます。)
このことから「下界で無理矢理子供を作りある程度育ったら回収に来る」事が天竜人の性質だと思います。
これは中学生の倫理観だと嫌悪している性質です。

あるときふと思いました、ナミさんってこの出生の可能性があるのでは?
ナミは風を読む特殊な力があり、両親不明の戦地で発見された少女です。
何よりアーロンが「唯一の選ばれた人間」として認め、アーロン達が壊滅するきっかけとなった人物です。

私は怖くなって読むのを辞めた。
あれから時が経ってるから、何かこれ関係の話があったら嫌だなぁとか思ってます。

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